2023年02月17日

異なる視点からSINGERの430Sと460Lを見た場合

フレームの名前を公開してから一夜明け、オフィシャルアナウンスとしてお店による情報公開もちらほら見られるようになりました。
中には既に弊社が時折紹介する時点で先行予約という形でお受けした分も有ります。

実際まだフレームの大本となるジオメトリも公開しないまま、弊社初回ロットが完売となりましたが、
終わりではなく、始まりであります。車体にしたときのシルエットで大体皆さん想像を膨らませてくれてると思いますし
採寸すればほぼわかると思いますが、実測しなくても皆さんが今乗っているバイクと乗ってきた経験値をこれにあてはめてもほぼ間違いないフィールだと思います。
フレームを作成するにあたり、ジオメトリはそもそもそれほど極端にとんがらせてなく、フィーリングでいうと
バックカントリーからトレイルの間ぐらいでしょうか?ただそう思ってるだけで決めるのは皆さんです。

当初の想像だと3:7=430S:460Lの割合で460Lかと思いましたが、蓋開けると
430Sのショートは見た目ダートジャンプバイク、フォーク、タイヤ、ホイールの入手性価格含めて26”を新たにそろえるよりも
不要になった275や29部品を流用出来て、尚且つ26”と比べて手に入りやすいという面。
パークでアクションしやすそうなどなど自分の予想に反した意見もあり、最終的に初回生産は50:50の割合となりました。

430S(ショート)と460L(ロング)は共にシートチューブを短くしていて、
430Sは350mm
460Lは390mm 共に長いドロッパーを付けられるようにしました。
底差しには限界がありますが、フレームとしては低い部類になるので足つきは抜群に良いです。

430S(ショート)でパーク遊びも出来ますが、普通にマウンテンで山を楽しむには460Lもお勧めです。
460Lでもちゃんと下の写真のような遊びが出来ます。

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ライダー 板垣さん
ロケーション フォレストバイク 雷神トレイル

1月下旬の展示会の後に弊社取扱店数店舗で合同RIDEしたいとリクエスト有ったので少しの間だけ出張してきました。
神奈川県 横浜myx 様
埼玉県 じてんしゃ屋佳 様
静岡県 Gonzo Performance Bike様
プロライダーの 板垣さん

当日は全てハードテールしばりで見事にバラバラで集まる集まる。
弊社のSINGERの2台に加え、Bangeeのパラドックス、UnAuthorisedの33rpm、MarinのSanQuentin、NordestのBardino 3 TI、そしてMonkeyの竹田テンチョスペシャル
での乗り比べを実施。

詳細はこちらをどうぞご覧ください。
Gonzo blog ↓
http://gonzosperformance.seesaa.net/


少しでもSINGERの460Lと430Sを知ってもらえたらうれしいです。

ではでは
posted by Yuki at 10:24| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月16日

プロジェクトのクロモリフレームの名前は「SINGER」シンガー。

650singer460l.jpg

ハードテールプロジェクトですが、私自身いろいろと進めておりますが、
と同時に予約も進んでおりまして、ここ最近全て自分の思っている枠(弊社が予測する供給水準)を全て飛び越えてしまっております。
ふんわりやんわり募集してるのですが、今回のクロモリハードテールのコンセプトに賛同いただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

当初からのコンセプトに対する気持ちに揺らぎはなく、
大本のベースはアジアン向けに前後275(=27.5*2.6”)またはマレット
そのコンセプトで乗るのに一番面白そうなジオメトリをドイツのデザイナーと話してきて決めたわけですが、
本当に自由にMTBに接してもらいたい、ガツガツでXXX向けという特化型フレームではなく、
もっとはと言えば、特徴が全てにおいてマイルドで長く付き合えるフレーム。

固定観念にとらわれず、歌を口ずさみながらリラックスした気持ちで自由にMTBを楽しむ
その願いを込めてこの名前にしました。
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SINGER(シンガー)

ブランドなのかフレームの型式の大本の名前なのかは現時点で決めておりません、
フレームにふさわしい「自由に」という思いでこのネーミングにしました。

サイズ別展開が有り リーチ長さベースで2モデル用意してます。
430SのSはショートの「S」
460LのLはロングの「L」

価格は税込みで98,000円
カラーは バサルトブラック(下の写真参考)とクレヨン(上の写真参考)

650basalt black color.gif

続編なんてとても考えられない、全ての思いと最高の仕様をこのフレームにスペックインしていきます。
小さなこだわりですが、先日紹介したBikeyoke社の極薄シートクランプはEVILのフレームにも標準装備するこの軽量クランプ SQUEEZY を装備させます。

一つだけ皆様にお知らせが有ります。
2月に入ってすぐに実は生産予定分を増枠したにも関わらず全て生産分が弊社取扱店の予約で
全てが埋まりました。今頃の公開になってしまいましたが、どうしてもこのロゴの形にこだわりたく
このフレームに存在そのものを吹き込みたかったのでご理解ください。

SINGERフレームの生産上がりは大体早くて6月を予定しております。


まだまだ皆様にフレームの詳細や物語、開発時の苦労など伝えたい事一杯有ります。
細部を見ていただけるとわかりますが、随所にこだわりが入っていて、採用部品の細部だけでなく、製作の品質
そして組みあがった時の横から見た造形シルエット
これがブランドのデザイナーが作ったフレームであります。

初回からいきなり自分の予測をはるかに超えた予約数。本当に感謝いたします。
そして2nd生産は工場の量産ロットの流れが掴むまでオーダーストップされているので
2ndはもちろん作りますが、早くても今年の年末でしょうか??

時代のトレンドの29”から逆行した275”(or マレット)フレーム。

アジア向けにデザインしてくれたドイツブランドのデザインチーム
最高にクールなフレームをリリースするアメリカブランドの生産管理チーム
最高のチームに恵まれて生まれた
SINGERフレーム

プロト以上に美しく仕上げてくれる事い期待!!!
posted by Yuki at 16:23| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月07日

絶対に入れたい極薄シートクランプ

クロモリハードテールですが、計画通りに進めてるのですが、
実行して初めてわかるいろんな関門。工程。
2回目以降であれば徐々にスムースになってくると期待しつつ。

現にFormosaのアルミクランクも数便輸入して弊社の改良リクエストをくみ取って
徐々に良くなってきています。ぶっちゃけ初便のクランクダメージや表面NG処理と来たら
検品だけでかなり参っちゃう部分もありましたが、今は量と共に到着時は引き抜き検品で済ませて、
出荷前の直前検品に切り替えましたが、到着してすぐに検品してNGを探す必要性が無くなるほど安定品質になっています。

話はそれましたが、今進めているフレームに絶対に入れたい部品が有ります。
弊社取り扱いドイツブランドであるBIKEYOKEの極薄シートクランプ
Squeezy(スクイージ)


216116.png
フレームにひっかける襟を3つに配置し、締結トルクを均一に分散させ、尚且つ7000番の薄い金属、
ほぼバンド形状で綺麗にフレームにフィットするシートクランプ

ドロッパーを装着するのにQR機能は必要とせず
尚且つ軽量で薄く、フレームに同化するようなデザイン、さすがのBIKEYOKEデザイン

Squeezy-2_min.jpg

Squeezy-1_min.jpg

単品では付属するボルトはチタンで合計7.9gというスペシャルなシートクランプですが、
ここはだますつもりもなく正直に言いますと、弊社のクロモリフレームにはカーボンでもなければ軽量を目指した商品でもないので
採用するボルトはチタンではなくステンレスを採用する予定です。

BIKEYOKEのOEMオプションの設定もあるという事もあり
フレームにかけたコストはかなりの物で、軽量フレームでもないので、ここはステンレスという判断とさせていただきました。
それでも普通につけられないので細工をしてこれをつけたくて現物合わせで合わせるようにしてます。
それほどこのBikeyokeのSqueezyをつけたかったのです!!!
プロトタイプについてる普通のクランプであればたやすい御用だし低コストですが、
@Squeezyを付けるためのシートチューブ加工
ASqueezyの導入コスト
@とAが余計に追加プロセスとしてありますが、これも私のこだわり!


フレームの名前も決めました
価格も決まりました
あとはロゴの細部修正が終われば近日中にご紹介できると思います。

Yuris
クロモリハードテール Project
posted by Yuki at 08:55| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月26日

プロトにいろいろと試してみた

DSC06938.jpg
展示会では前後マレット仕様で掲載してますが、皆さんなら少しだけでも頭によぎるであろう
「スライドエンドなら29”入る?」という質問に対してお答えしましょう。
上の写真が前後29”仕様です。
スライドエンドでいうt真ん中よりも2mm後ろにずらしたセットのままで29*2.4”が写真のように入りました。

この状態でトレイルで走ってないです。そしてこれから先も私自身試す事も無いと思います。
275ベースからのマレット対応が一番のメインコンセプトですので、入る事は入る!
前後29”試したい方はどうぞ試してみてください。固定観念にとらわれずに自由に!
感覚としては前後29”はうまく言えないけど大味だったのであまりお勧めしないです。

前後275はかなり乗ってコクピット周りの部品入れ替えたりのでそれなりのセッティングの方向性は見えて、
29”フォーク入れてのマレットも275定めたセットに対しての上限リミットが一気に外れつつ
尚且つマレットの旋回特性がマイルドではなりますが追加されます。
DSC06942.jpg

一つだけこちらで新たに公開するとこのバイクは軽快な操作性に優れたフレーム
DJバイクとトレイルバイクのハイブリッドをイメージさせてくれるフレームでもあります。

と懸命にPRしてますが、現行の超どっしり安定した29”トレイルバイクとは全く違う乗り物という事だけを言わせてください。
世間は26から275そして29と移行し、いろんなトレンドが有る中で、ロングリーチにしつつも275を今風にしてくれたデザインチーム。。
本当頭上がりませんわ。。。

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posted by Yuki at 13:20| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月10日

クロモリハードテール。水面下で進めてる事。

本日は今年会社二日目、いろいろと午前中は入荷の検品して午後は発送に少し時間を当てて今日は終了となりました。
お正月を長めにとったのは、休息と子供たちとの時間と普段できない事をいろいろやりました。
もちろん今進めているハードテールプロジェクトの故意的に負荷をかける耐久試験終えてからの
部品入れ替えたりする実走行を繰り返したりといろいろとテストをしました。

そのワンカットがこちら↓

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SNS系に写真upしても真横写真は初公開になると思います。
サイズはロングの460L。 Lはラージではなくロングという意味です。

写真は29”フォークに130mmを入れたマレット仕様。
ドロッパーは125mm、この状態で180cm身長前後ライダーが丁度のサイズ感、
当日テストは275フォークで前後275と29フォークでのマレット仕様、
突き出したコラムでスペーサー入れ替えで高さ替えたり、ステムの突き出しを変更してみたりと

29”への移行?はたまた29”が当たり前になった今
275にこだわった意味、そして29”で熟成されたトレンド傾向と比較しながら
昔の275ではなく、今の29”になった事によって「得たもの」そして「失われたもの」。

最初から275への逆行に対して否定的な意見も確かにあると思います。それ有っていいと思います。
もちろんドイツのデザイナーにも否定的な意見をされたけど、「アジアンフィット」というコンセプトは絶対的に揺るがなかったので
最後はくみ取ってくれて、イメージを絶妙なジオメトリにしてくれました。
尖がってないけど今風だと思います。そして気になってた部分はマレットした事によってその意味が分かった気がしました。

これは何用という特定なジャンルとして位置づけせずに皆に気軽にこのフレームを接してもらいたいという思いで
ジオメトリの部分を今も非公開とさせてますが、ただ走るためのジオメトリもそれなり盛り込んでいるわけで
少し先になりますが、いろいろポジション変更してDATAもかなり蓄積出来たし、特性も含めて紹介していきたいと思います。

サイズ違いの430Sと460Lの2サイズ展開で数字はリーチを意味します
短い方をショート、長い方をロング。
更にチェーンステーがスライド調整式になっているので、個々の好み有るかと思いますが、ドンピシャの部分にはまった時は
それはそれは水を得た魚のように29”にはない軽快さで森の中を駆け抜けられることをお約束します。
BBすぐ後ろにあるヨークが凄く良いシナリをしてくれるんです。

中でも言葉を具体的に言い表すと
「足回りの走行性能は戦車系の走破性だが操作性のフィーリングは4Xのような俊敏のハンドリングを持つ」

ガンガン走り回った後に終わった足腰に走破性のあるまるでオートマ車のようにうまくいなしてくれる車体、と後追いの方が感じて教えてくれた言葉でもあります。

もちろん普通に乗る分にはもちろんサラッと乗れる車体でもあります。
そのためにスリムでスッキリしたデザインにしました(デザイナーにお願いしました(笑))

今日はここら辺で、写真の横姿に今持っているバイクの横姿と比較して想像してみてください。
マレットと前後275のクロモリフレームとなります。

すでに予約頂いてる人の中に275/26マレットにしてみたい人もいたりと、
いろいろ聞いてるだけでも楽しかったです。

自由に遊びましょう!!
posted by Yuki at 20:39| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月12日

ハードテール完成車お披露目

土日は、イベント三昧でした。
土曜日は栃木県のChiyカップにお邪魔して
日曜日は茨城県のかすみがうら市にあるドッグラン&MTBパークで出展してまいりました。

前日の金曜日にフレーム2本異なるサイズを車体にして土日の間に皆さんにブレーキ慣らしをしてもらいながら(笑)
弊社のオリジナル規格のフレームを体験してもらいました。
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ただ一言オリジナルフレームと言っても普通のフレームではなく
弊社が現役で取り扱っているブランドのスタッフによる設計から生産管理までサポートしてもらった
ブランドの考え方や基準、こだわりの入ったフレーム。

機能はもちろんの事、デザインの部分もフレームに随所取り入れられていて
完全に自画自賛ですが、凄くカッコいいフレームが出来上がりました。
DSC06642.jpg
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昨日日曜日はコースが全体見渡せるという事も有りいろんな人に乗ってもらえました。

2サイズ展開でLとS。スモールとラージの意味ではなく
ショートとロングのサイズ展開となります。


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色はクレヨン
サイズはロング


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色はバサルトブラック
サイズはショート

バサルトブラックは細かいラメを含有しており太陽光によりほんのり紫やゴールドの粒が見え隠れします。

色は自分がいつか乗りたい車の実物の色サンプルをディーラーより入手し
色調合して誤差3%未満にしたのでほぼ純正色そのものです。
この色の誤差に関しても実際大手自転車ブランド業界内でも採用していてその基準が3%未満なので
細かいこだわりになりますが、実はこの色の部分も大手ブランド業界の基準に則してます。
まぁ簡単に言うとカラーサンプルの中から選んだのではなく、あの車ブランドの色をベースに3%公差未満で色を作ったという事になります。

まず大前提としてこのフレームは27.5”!またはマレット
「29”だったらいいのに」と思った方はどうぞ大手ブランドの29”をお選びください。
アジア人は欧米人と比べて身長が平均的に低いので世界のトレンドの29”、どこも29”ですが、
快適に走れちゃう走破性の高い29”。だけど振り回せるのはアジアンは実際27.5”だったりします。
なんていうか自らの意思で振り回すMTBを楽しいと感じるのは27.5”じゃないかという結論にいたり
このプロジェクトが立ち上がったのです。

肝心の皆さんのインプレですが、
「パークはS(ショート)だね」「いきなり違和感なく振り回せる」「アルミやカーボンと違ったクロモリ独特なしなりがある」
「スナッピンなリアバック」などなど

一番自分の中でインパクト有った感想は
「L(ロング)を実際トレイルで走りこみたい!」


皆さんいろんな感想ありがとうございます!
走り終えてからジオメトリを聞かれればお答えしております。

SNSなどで実際「ジオメトリが〜」とか有りますが、ジオメトリなんてフレームが出来上がる前にとっくに決まってるし
そもそもジオメトリは去年の夏の時点で完成させています、既にリクエスト有った取扱店にはお知らせしてますが、
あえて公開しておりません。その意味としてはジオメトリを公開すると、その数字を見て「このバイクはXX用」と決めつけて欲しくないからです。
サイズが小さいから身長の小さい人用。大きいのは身長の大きい人用、そうじゃないと思うんです。
用途に応じてサイズチョイスも変わってきますし、そんな固定観念一蹴したいので有りまして、
ただ必要最低限のサイズと仕様は開示します。フルジオメトリはまた来年どこかのタイミングで開示しようと思います。

本来どのブランドも完成車にジオメトリや仕様有り、フレーム単体販売こそジオメトリが全面的に最重要情報なんですが、
少しの間だけブラインドさせてください、純粋にこのフレームの可能性を見ていただき定期的SNSやブログで露出しますので
自分の中でこのフレームに対するイメージを膨らませてください。
そして拡張性を持たせた仕様にもしてますので、そこから先はオーナーが仕上げていけば良いと思っています。

フレームの情報はこちら
サイズ ショート 430mm
    ロング 460mm
推奨フォーク 肩下534mm±20mm(オフセット42-46mm)
       27.5”だと140mm
       29”だと120-130mm
リアタイヤ リアのスライドを一杯詰めてシュワルベ27.5*2.6 装着可能


@デザインされたフレーム
A高いレベルで生産管理されたフレーム
@とAを正々堂々と言えるのは現役でジョイントしてるがゆえに凄く安心してるし自信もってお勧め出来るからです。

トレイルで乗りたいかぁ‥‥同じくです。
ただその前にプロトであるがゆえにいろいろテストすることがあるのでもう少しお待ちください。
市販は来春予定です。

画像の高画質版はまた他のSNSなどで随時アップしていきます。
ではでは
posted by Yuki at 10:48| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月01日

クロモリフレーム到着



先ほどクロモリフレームのプロトが到着しました。
間に合わせの暫定の部分がありますが、ブログを今書いてますがまだ動画の状態で未開封ですが、
この投稿の後に開封して最初にチェックしてみようと思います。

27.5" and Mullet仕様が可能のフレーム
2 size展開
short = 430mm
long = 460mm


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posted by Yuki at 11:02| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月29日

皆にワクワクさせるためにはまず自分がワクワクしないと

昨日工場から出来上がりの連絡とプロジェクト担当が現地へ行ってチェックしてもらいました。
さすがブランドベースのチーム員。。。全然小さな事でも逐一feedbackしてくるのですが、その細かさと言い…爆

これがブランドの検品レベルかとしみじみと感心してます。工場側が良かれと思っても実際それを良くしていったり
工場側も良い意味で作る事だけが本職とし、ブランドどころかスポーツサイクルの業界関係に関しては一切関与しないという潔さ。
まぁ~その意味を説明するのも大変ですがこうして出来上がると凄く嬉しい物ですね。

今回はチームの希望で攻め過ぎない仕様としてますが、これはトレンドの意味ではなく、製造上の限界値ですね
苦労話を聞くとそれは今すぐのレベルの話ではなく年単位での話で…それがブランドという物か。。
とてもじゃないけど全然自分が思ってる以上のレベルの話で、海外のショーへ行って、気に入った業者見つけて、「はい、この仕様でフレーム作って欲しい」とかそんな簡単な流れかと思ってたけど、違った!!!

全然違った!!ロットによる更新で良くしていくことは出来ても、まだ量産まで持っていけてないけど、
次回作の話とかどうでしょう。。。チームのみんなが今回全てサービスで参加してくれたので次は難しいと思ってます。
まず今回はブランドレベルのフレームを作るというプロセスを経験出来ている事に凄く大きな経験が出来ました。って今も経験中ですが。

サポートやアドバイスはしてくれるけど、最終判断は自分ですからね。
楽しいけど道のりはまだまだ長い!!

昨日完成したのはもう色まで乗ってこれから飛行機でこっちに飛んでくる状態ですが、
皆様にはまず本溶接まで終わった状態のフレーム写真を公開。
色が乗る前にこの溶接仕上がりを見ていただければフレームのベース品質もわかっていただけると思います。

写真は2サイズショートとロングのロングサイズにあたります。
クロモリハードテールプロジェクト
ショートはリーチ 430mm(シートチューブ350mm)
ロングはリーチ 46mm(シートチューブ390mm)


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YETI CYCLESですが、11/10に国内取扱発表し、1週間のうちにSB120/140/160の新作を発表。
早ければ今週YETI出荷の来週日本入荷(←なんとか)予定となっております、遅くても再来週。
でも何とか来週の土日のイベントまでに間に合わせたいです!


という事で

年内YETI予約されたお店でYETI最新実物がご覧いただけます

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品薄や供給渋滞の所はまだそれは解消されていなく、ただYETIは今回奇跡的に弊社のオーダーが100%通ったというのが奇跡です。
サンプル便という名のまともにオーダー入れていて多分Yuris始まって以来一番入れてる量と金額でもあります。
YETIの箱でピラミッドが余裕で作れる!!!

今作っている倉庫がその時工事やって無ければ記念に積み上げてみますか!?
初便はとてつもないインパクトですが、次のオーダーも既に確認していて、
今回初便に漏れたオーダーは1月に対応できると思います!

日本の始業時間から定時までしっかりと働かせてもらいます。
定時になったら逃げるように帰らせていただきますが、その分アメリカ時間の時にいろいろと仕事もさせていただいております。
来年シーオッター遊びに行かねば♪



posted by Yuki at 09:37| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月24日

本付け完了。これから塗装工程

先週の最終取り決めも終わり仮付けの状態から本付けしてプロトタイプが完成しました。
全容はもう少しお待ちください。
既にローフィニッシュの状態で欲しいという嬉しい声も聴いておりますが、
ここはグッと我慢して弊社が作り出すコンセプトをお楽しみください。

まずは下から覗くとこんなフレームのリアバックは形状してます。
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シートステーのガセットは暫定処理でとりあえずつけたプロトタイプですが、
量産タイプはしっかりとナイスなデザインがセットになります。
スライドチェーンステーを採用となります。ポストマウント

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こちらはヘッドチューブの下側からのビュー

溶接跡含めここから色を被せても美しいつけ方だと思います。

デザインチームから離れ、現在製作チームにより
製造工場の選定と仕上がりの品管含めブランド目線で厳しく見てもらってます。
ゆえに少しの違和感は逐一教えてくれるのは良い事です。とても良い事ですが。。
細かすぎてレベルが高すぎて私の指示判断以上に任せちゃってる部分が多々あります。

塗装前に内部の防錆処理を施すというひと手間をしてから塗装に移りますが、当然量産型もこの内部の防錆処理施工となります。
これも製作チームのこだわり。
製作は3本。うちの1本は写真の状態で耐久試験機にテストかけての強度試験を同時に進行となります。

色は当初からフレームサイズと同じく2種類展開となります。

引き続きお楽しみに。。実物プロトは来月上陸でなんとか間に合わせます!




posted by Yuki at 17:01| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月18日

鉄フレーム少しずつ進んでます。

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去年のタイミングで時々SNSで話してきたハードテールプロジェクトがいよいよ形になってきました。
コロナの影響で大渋滞もあり、ようやく通常に戻りつつあるもまだ少し渋滞があります。
昔に戻るというよりも新しい業界の流れが起きているとして認識した方が良いですね

ハードテールプロジェクトと言うからにはそこに自分の思いだけでなく
そこにかかわる人が数人いてそれがチームとして動いてくれています。
フレームを作る工場にも設計部署がいて、それまでは工場に対して希望寸法を言って向こうが形を起こしてくれるんだという流れと思っていました。
まだ私自身全てを知っているわけでもないですが、今回のプロジェクトはどれぐらい凄いかというと
「ブランドが作るフレーム」の流れに沿った手順で進められているという事です。

@漠然とした私の思い
Aその思いをくみ取り形にしてくれるドイツのデザイナー。実際ブランドのフルサスペンション設計にも携わってきたデザインクルー
Bクロモリやカーボンフレームを今も世界で展開するアメリカンブランドの製造から完成品質まで一貫して管理するプロダクトクルー

構想から設計、製造、完成までを全て現在世界で展開するブランドの中にいる人たちが今回私にほんの少しだけ力を貸してくれました。
それ故に設計の時点からこれから最終的に完成する所までと、全て製造プロセスにブランドがフレームを作る際の
いろんなノウハウが詰め込まれた、ブランドフレーム同等の物が出来上がるという事であります。
もちろん仕事の合間に見てくれるという条件なので、時間はどうしてもかかってしまう部分があります

以前はCGの画像の部品を上げましたがその部品が下の写真の部分を担うパーツでありました。

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BB後ろのヨークをフレーム作成する中でデザイナーが一番こだわった所。これとは別に一見普通のダイヤモンド形状フレームですが、
所々に小さなこだわりが盛り込まれてます。
フレームは昨日の時点で確認事項があったので仮付けの状態でしたが数日中に本付けして
その後3本サンプル製作し、うち1本を耐久破壊テストにかける予定となっております。

設計の段階でデザイナーからいろいろアドバイスありましたが絶対に譲れないコンセプト部分もあり今に至ります。
製造に移ってからは工場の選定、部材の選定、試作、強度試験、量産というざっくりした流れですが、
その合間に上塗りの色パートとして
今回私が作りたい色は既に決まっていて、その実物サンプルを日本で調達して送付、現地で熟練した塗装会社が似せて調合して
これまた大手ブランドが色の公差を測定する機械で同じレベルで測定し合格レポートを提出いただきました。
フレーム一つ作るのに凄い時間と労力使うんだなぁって実感してますが、まだこのフレームは完成してません。

設計は図面が命
製造して出来上がる部品パート全てを公差範囲内に収める管理
プロジェクトチームは全員がそもそも現役ブランドの人たちの集まりなので考え方もブランドの基準レベルその物

チームとして動いてくれてるクルーたち、言わば取引先でもありますが
せっかく作ったプロジェクトなので最後までやり遂げたいです、
というよりも集まってくれたクルーの面子が凄すぎて止めるなんて逆にもったいないと思うぐらいです。

コンセプトは
・アジア人にとって最適なフレーム (27.5” & マレット)
・攻め過ぎずオールラウンドなフレーム 
・拡張性を持ったマウンテンバイクフレーム

夢がいろいろ詰まってますよ♪
posted by Yuki at 20:38| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | SINGER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする