弊社が現在進行形で既に形にしていて既に在庫もあります。持っています(笑)。
同時に可能性がまだまだ秘めているので現在の進行中で引き続きテストしていますが、
明後日の秩父のイベントでそのリムの実物をお見せできるかと思いますので気になる人は見に来てくださいね。
一言カーボンリムは軽さという時代は自分の中で終わりました。
先日情報公開したコンプライアンスをテーマにしたリムですが、一つのポイントとしてリムの高さが低くなっているという事です。
リムが低くなるとそのコンプライアンスが徐々に出てくる代わりに強度が下がるので質量を増やさないとならないです。
そして一つ参考にしたリムはやっぱり自分が取り扱いしてるインダストリーナイン。

29インチのエンデューロモデルを参考にすると
モデル名は EN325/310 32H
とありますが、この数字はリムの内幅(前32.5mm、後31.0mm)です。 高さは公開されてませんが、
実はi9のカーボンリムは面白くて前後でリム幅が違うのです。
幅が違うのは実は外幅が同じ40mmで内幅がそれらという事はリムのウォールの厚みがそれぞれ
リムのフックレス部分の厚み
前 3.75mm
後 4.5mm
更に面白い事に重量は
前 450g
後 475g とこれまた違って、前は軽く、後を強くと専用デザインに切り替えてきています。
これをヒントにFormosaのカーボンリムは
前後内幅30mm、外幅37mmのアシンメトリーデザイン
フックレス部分の厚みは3.5mm を採用し、
リムの重量は 前470g、後500g としました。
470gのモデル名は 930TR トレイル向けまたはエンデューロ前輪
500gのモデル名は 930EN エンデューロ後または必要に応じて前後
と決定しました。現状は29インチのみで275は来年リリース予定となります。
日本で出回っているカーボンリム、そして海外に有って日本に入ってきてないモデルもデータベース化しました。
大体ロープロでコンプライアンスを謡ってるリム重量は大体400g後半の仕上がりでFormosaのリムもその範囲内に収まっています。
ただi9のカーボンリムは異様に軽いのでそこはノウハウなのかチャレンジングな部分なのかはわかりませんが両方兼ね備えているんだと勝手ながら思っています。
リムの形状のいならず、同時にリムと同時にチームが所有するホイールを比較という視点で乗り比べて意見交換したり
・32ホールと28ホールを乗り比べたり
・Jベンドとストレートプル乗り比べ
・プレーンスポーク、バテッド、エアロスポーク乗り比べ
・インダストリーナインの完組ホイール
・Formosaの完組アルミと完組カーボン
・EVILのLoopholesリム
保有しているホイール、テスト出来る条件であれば、ホイール作ったり、現状のホイールと比較したり
一つ出した答えとして、新型リムは間違いなく、コンプライアンス(=しなやかさ)を感じられるという事です。
きっかけはEVILの異素材のサーモプラスティックカーボンリムで、内輪のみで盛り上がった企画ではなく
しっかりと海外のレビューや世界のDHチームが配信する情報を元にリムメーカーとやりとりをして作り出したリムとなります。
これが全ての人に取ってプラスに働くかと言われるとそうではないと思います、
少なくとも世界のトレンドのフィーリングは確かに存在し自分がそれを体験出来た事が今回の夏休み自由研究やってよかったと思っています。
まだまだ秘めてる部分もあり、今でも弊社のチームにて更なるチェレンジとして先のテストをしています。
29の新型リムに感動したからこそ275をまたメーカーと共同で作ることにしました。
という事で今日のお話はフォルモサのリムの詳細として
・高さ=まだ秘密
・フックレス厚み 3.5o
・重量違いによる2モデル構成
・超えられない壁 インダストリーナインのカーボンリムの仕様
現状Formosaのコンセプトやコストを考慮してインダストリーナインのそれを超えるどころか肩並べる事すら出来ないと思います。
少しでもFormosaの限界点を少しでも引き上げて、トレンドのゾーンに常にいればそれもまた楽しいライディングが出来るのではないでしょうか?
手元にそんな新型リムあれどホイールは無く、そんな新型リムは未だにテストパイロットの元にてデーター蓄積中。
では楽しい週末を!!