モノづくりの日本、良い物を作っても売り先または売り方が良く無ければ宝の持ち腐れだし、
逆に売り方や売り先有っても、商材となるモノがダメダメな物だったらそれもまた顧客満足度どころか下げる事になるし。
どっちが上とかじゃなくて丁度良いバランスの所が一番いいと自分は思います。
自分はどっちかというと卸業務がメインなので後者。
自社ブランドのFormosaで少しだけプロデュース側に立つようになり、
自己評価ながらですが本当に全てが偶然の重なりでたまたまラッキーだったのかと評価する自分がいます。
進めば進むほど周りのサポートがいたり、提案してもらったり。
今回は少しだけ商品開発のこだわりを、深い話ではないけど試行錯誤をしてるという話

前回のブログでの話でロックリングにも種類があると話しましたが、
写真の真ん中の右のクラブスポーツは全長が短いのですが少しだけ伸ばす事にしたのですが、
ゴムの型の都合もあるので、ブロックパターンで伸ばすと費用が一からなので最小限という事でプレーンの状態でハンドルの内側か外側へという事で

実際グリップを握る時は外側を握る癖も有り、(ハンドル)内側はそこまで触らないので写真のように内側にプレーンを追加し
全長を追加しました。それでももう一つのスーパースポーツと比べて数mm程度短いし、
BikeyokeのGrippyと比べるとロックリング1個分短いですね

写真はガルフ色のユノディエールカラーが右半分にありますが、
実はこれも使う青が少し透明感のある素材なのでオレンジの比率が多いと右上の様に青のトーンが落ちてしまうのです、
写真単体で見ると良いかもしれませんが実際はトーンが暗く、そしてオレンジリングを入れるとちょっと色にくどさを感じてしまうので
国内業者向けの展示会向けにやっぱり1setでも良いので急遽工場にお願いして配合比率を変えてもらって作ってもらったのが
下の列のオレンジリングがついた量産決定版。
間に合わせなので黒と同じ旧型タイプでの仕上がりですが、販売は真ん中のレーシングクーラント色と同じ長さになります。
オレンジロックリングも先に黒い突起は厚みのあるロックリングを採用するために変更されたパート
上位グレードに採用するロックリングもただのブラックではなく、「ローの見え方」にこだわりました
グリップにはまっているリングが採用する色で、袋に3つわかれてるやつは試験的に作ってもらったもの
詳しい事は書きませんが、艶有りと無し、本当のロー、粒子の粗さ という部分の確認で
一つだけ言えるのは本当の生ローのアルミを使うと、コーティングされてないので傷つきやすいし腐食もするので
見た目は本当のローですが耐久性と見た目が経年劣化で残念になるので採用せず
ただそれに近い感じの仕上げ方を見つけたので採用する事にしました。
グリップで今度から通常版と上位版を設定する事になったのですが、区別をいろいろ検討しましたがシンプルに
それまで使ってきた名前をそのままに上位版は後ろに「S」をつけて区別することにしました。
なので
2200円版
・Club Sport (クラブスポーツ)
・Super Sport (スーパースポーツ)
ブラック一色
普段使いとスポーツライドも出来るゴム軟度25a
3000円版
・Club Sport S (クラブスポーツ エス)
・Super Sport S(スーパースポーツ エス)
エスシリーズにはブラックの他にそれぞれ2色ずつ追加
ガルフカラーのユノディエール、グレー&ライムのレーシングクーラント
Sシリーズ より柔らかい20a+手に吸い付くスティッキーコンパウンドを混ぜる

クラブスポーツ(色=レーシングクーラント)

クラブスポーツ(色=ユノディエール)
色展開のあるSシリーズでもブラックと同じ値段で販売します。
ブラックは継続するにしても色展開のあるグリップは1ロット生産ずつ展開していこうと思います。
そしてみんなにしってもらいたいのは””目に見える変化に全てコストが乗っかっている””という事
ブラックはゴムの素材色を一つだけ用意すれば良いのですが、カラー物は工場に基本無く、
オーダーになるので最低数量、それがもまた価格に反映され、ロックリングの厚み、仕上げ方、最終処理の仕方
形になるまでいろんな表現方法と選択肢を経て写真で見るグリップになります、もちろん他のアイテムも同じく言えます。
Formosaのブランドが描く世界観に少しでも具現化すべく。
ユノディエール色は本当にギリギリまで悩んでやめようかと思ったぐらいですが、
思った色が出て来てくれてよかった。実際形にしてみないとわからない結果、それもまたコスト
実際出来上がった物を使ってみて感動、そして思う事を次に活かす。
代理店業も楽しいけど、ブランド業も楽しい物です。金かかるけど・・・💦
でここに来て貴方はどれにしますか?
二種類展開のグリップ。今日(こんにち)集まった国内の感想をまとめると
指にひっかかるクラブスポーツ
手全体に吸い付くスーパースポーツ
答えを永遠に追い求めるのは実に楽しい。
答えのない迷宮へようこそ
