2023年09月11日

ニップルに小さな技術を入れ込む。

nipplenipple pillar.jpg

この一枚の写真で大体意味がわかりますか?
PillarのアルミニップルのMV14をベースに斜めの所に6角形の面を作成し、

@6個の角でリムのバリを丸めてニップルを適切な角度に持っていき
かつ
A緩み止め

という二つの機能を持たせた技術をPillar社に頼み込んで弊社が日本で展開する
・アルミニップルのMV14
・ブラスニップルのPB14 にそれぞれ名前まだ暫定ですが、語尾に「X」を付けたこれが自分は日本で流通させてます。

カーボンリムの内側は今だからこそ内側整形も綺麗になってボコボコな部分も減りましたが
バリだったり、アルミリムのアイレットが無いモデルにもそのバリを滑らかにすることによりフィッティング性を上げつつゆるみ止めにも多少貢献するニップルとなります。

本来はPillarのニップルでいうDSNシリーズ=お尻側(タイヤ側)に突起が付くニップルに採用し、Pillarと提携するブランドのホイールに採用されていく予定のニップルですが、
取引数量の条件を元に、弊社向けに作ってもらいました。

弊社向けというキーワードですが、もちろんオーダー数量もそれなりでしたが、何よりも海外での手組や提携ブランドの完組は
皆タイヤ側に突起があるDSNシリーズばかり採用してるので、お尻突起の無いニップルを作ってもらっています。

価格は暫く据え置きで通常のMV14とPB14と同じ価格にしますが、語尾にXが付きます。
MV14x or PB14x という商品名となります。

なぜ据え置きか、、完組の方に順次採用されていくのですが、単品ではまだ考えてないらしく、
言わば日本の皆様に最先端の技術に少しだけ触れる事が出来るチャンスです。
単品販売が決まれば来年のショーで発表されるであろうと思います。


現状ホイール作っていくときにリムのエッヂを少し削り取るのでカスが多少出ますが、リムを貫通させるほど鋭利なニップルでないのでご安心ください。
思いっきりニップルをこねくり回しても指切れないのでご安心ください。
大きなトルク掛けた時に初めてその触ると滑らかなエッヂが役目する程度です。

・フィッティング性の向上
・ゆるみ止め

ブラスは長さ12mmとアルミニップルは14mm
共にブラックのみですが、実は少し前から流通させております。

このMV14アルミニップルは頭が分厚くネジ山が奥にオフセットしているので
手組DIYの方はスポーク長は計算値に対して+1mmしてください。

ではでは
posted by Yuki at 13:03| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Pillar | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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