2020年04月14日

i9のアルミスポーク。

インダストリーナインのアルミスポークは見た目のインパクト、
カラーによる遊びが出来るというのも弊社では大々的に押し出してますが、
アルミスポークの副産物としてのアルマイトカラーであり、
インダストリーナインが採用アルミスポーク本来の性能はステンレススポークよりも良いという事をご紹介します。

DSC_6756.jpg
1本のアルミの棒から5分かけて削り出して作成されるスポーク、アルマイト工程を経て1本ずつにレーザーロゴを入れております。
完全自社生産のオリジナルスポーク。1度進化させてはかれこれ10年以上続いてます。

通常のステンレススポークよりも断面積を25-30%大きくし、アルミ材は7075-T651を使い。
i9のアルミスポークの引張強度は、14番または14/15番のバテッドと同等またはそれ以上の強度を誇ります。

スポークの破断は主に出回るJベンドタイプスポークの
・首曲がりの部分
・ねじ切り付近
このどちらかから主に発生しますが、ストレートスポークを採用する事でまずその曲げのストレスから解放され、
ネジ切りの部分に関しては、i9の考えではネジ山のVの谷の部分がスポークの直径として考え
アルミスポークではネジ山部分は一段と太くし余裕を持たせる構造とし

結果としてステンレススポークのウィークポイントを取り除いたのがインダストリーナイン社が考えるアルミスポークとなります。

完組にのみ採用し、剛性が高く強く尚且つ色遊びも出来るオーダーメイドなホイール
ただはっきりと明記しなければならないデメリットとして
・26/275/29”それぞれのカテゴリにおいてスポーク長さと太さが変わってきて尚且つ11色ものパターンが有るので
弊社ではそのスポークを在庫する事はしてませんので、万一物挟んだり、トルク管理不足による破断の際は、1~2か月の修理期間が必要となります。

その下にあたる廉価版のSシリーズは同じストレート構造を採用しますが、スポークはサピムのステンレスストレートバテッドとなります。
690ノッチとストレートスポークによる剛性の高いホイールですが、デメリットとして
・一見普通のホイール
・ダイレクト感と軽さはアルミ完組の方が一枚上手
逆に言ってSシリーズの良さは
・i9のストレート構造の690ノッチホイールが安く手に入る
・補修スポークが手に入りやすい(もちろん弊社で同じ物在庫してます)

どちらを選ぶかは価格予算と相談して決めるのも良いと思います。

DSC_6758.jpg

ちなみにこちらの画像はリム側とネジ山はハブに固定するスポークの両端画像ですが、
ニップルの山が潰れても、リム側のシルバーの部分は工具使えば外せます。
そしてネジ山付近で仮に切れたとしても六角ホールになっているので六角レンチで取り外しが可能な整備の良さ

インダストリーナインのスポークの凄さ分かり頂けました??

DSC_6768.jpg

こちらの画像はオーナーのご希望により
リム抜きのキットを取り寄せました。つけたいリムのERDを指定頂ければこのようにリムに合わせて
インダストリーナインが切って提供してくれます。

リムのERD公差は±2mm

なお、ホイールの組立の業務はやっておりませんので、取扱店にて依頼お願いいたします。

posted by Yuki at 11:43| 千葉 ☁| Comment(0) | Industry Nine | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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