2023年12月07日
Formosaの新型カーボンリム「MTB」
先日のブログで紹介した弊社が今度プロデュースする新型カーボンリムですが、既に生産に入っております。
きっかけはEVILのフュージョンファイバーというサーモプラスティック素材の音が共振しない静粛性に隠れた実は通常のカーボンにはないかすかなダンピング性能、かすかですがそれがプラスに働く体感であれば大いなる価値にもなるという事で
「良いカーボンリムが欲しい」という従来の「カーボンリムを使う」から
「最新のカーボンリムトレンドに乗る」という考えが生まれスタートしたのであります
一つキーワードを皆さんにシェアしたいのが、今後または過去の海外サイトの記事でカーボンリムのプレスリリースが有ったら是非注意してみてください。
コンプライアンスです
日本だと皆は「企業や個人が法令や社会的ルールを守る事」の意味ですが、実はしなやかさと柔らかさの意味もあります。
それが海外のインプレ記事に乱発しております。
今までのカーボンリムはアルミリムに比べて
・変形しにくい
・微振動吸収
・アルミと比べて軽い
ゆえにバイクの俊敏性、反応速度の向上や軽量化に貢献出来る画期的なメリットがありました。
半面アルミリムに有ったしなやかさが失われていたのであります。ここにリサーチしたソースは掲載しませんが海外のレースシーン日記のフィードバックで語られていました。
しなやかさが無くなるという事でバイクの挙動にゆとりが無くなり、ピーキーになるという事です。いつしかFormosaのカーボンリムを展開した2014年?にあるレーサーに言われた事が今でも記憶に残っています。
ここまで書くとアルミリムの方が結果的に良いじゃん?という結論になりますが、カーボンリムは変形しづらく剛性が高いため、少し変形したとしても復元力が高いためすぐに推進力に変わるというデメリットを大きくカバーするほどのメリットがあります。
他のホイールもリム断面と実物の走行フィールのデーター取りつつ、自社の現行モデルと新型モデルを作成した増した。
ハブからタイヤ、そして空気圧まで揃えて、リムの相違だけの実験をしました。
弊社のラインナップだと他にストレートプルやエアロスポークなどもあるのでそれらのパターンもホイールであるので比較材料として持ち出し、
カーボンリムにあえて、Formosaアルミの車輪重量になるように板オモリを張り付けて同じ重量でアルミとカーボンの材質違いの乗り比べもしました。
世界のカーボンリムのトレンドとEnduroやDHのレースシーンの写真や動画を見たうえでたどり着いた答えとして
です。
リム詳細データーは後日ですが。
現行のリムと比較して、しなやかなグリップするリムにupdateすることが出来ました。
但し29”の1モデルのみで現在も細かい所でメーカーと次のステージの試験含め調整中ですが、
来年は275の型も起こせれたら、前後275またはマレットでその魔法のリムが実現出来そうです。
とにかく
コンプライアンス。
これから海外のカーボンリムやホイールの記事を目にすることがあれば是非探してみてください、
今のカーボンリムのトレンドだと思います。もちろんこのプロトタイプは誰でも体感できるぐらい凄いリムと自負してます。
コーナーに余裕と安心感が生まれる不思議なコンプライアンス
ではでは
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遠く無い未来に実現します